大王わさび農場だいおうわさびのうじょう

安曇野市には名水百選に選定されている「安曇野わさび田湧水群」があり、北アルプスからの雪解け水が伏流水となって豊富に湧き出しており、日量70万tもの湧水量で、真夏でも水温が15度を超えることはない。
 こうした清らかで豊富な水は、ワサビ*栽培に用いられ、さらにワサビ田からの流出水を利用してニジマス養殖が行われている。
 大王わさび農場は安曇野市、JR穂高駅の東方にあり、全国最大規模の広さを持つワサビ畑である。ワサビ畑の周囲には遊歩道が巡っていて、きれいに並んだワサビを見ながら散策できる。また入口には土産物店や食堂などがありワサビのソフトクリームも販売している。
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みどころ

豊富で清らかな湧水を利用した水耕栽培のワサビ田であり、ゆるやかにカーブする浅い谷に規則的な模様を描いて帯の様に続く景観が見事であり、その美しさに驚かされる。
 ワサビの花が咲く3月初め~4月末頃、周辺にならぶポプラの木とあわせ、さわやかな雰囲気である。またこの時期には、北アルプスの常念岳をはじめとして雪をまとった連山の眺めもすばらしいの一言。
 売店などでは、ワサビソフトクリームやワサビコロッケ、ワサビマヨネーズなど様々に工夫された食べ物も楽しめる。(林 清)
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補足情報

*ワサビ:アブラナ科の多年草。水温、水量が一定した山間の清流に自生する。花は3~4月。地下茎を香辛料として利用。
関連リンク 大王わさび農場(株式会社大王)(WEBサイト)
参考文献 大王わさび農場(株式会社大王)(WEBサイト)

2022年09月現在

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