野尻湖のじりこ

黒姫駅の北東、斑尾山(まだらおやま)の溶岩による堰止湖で、信州では諏訪湖に次いで大きい湖。西部に黒姫山、東部に斑尾山、北西部に妙高山がそびえる。湖岸には、砂間ガ崎、琵琶ガ崎、竜宮崎など48の岬があるといわれるほど湖岸線の出入りに富み、芙蓉の葉に似ているため、芙蓉湖の別名もある。
 野尻湖畔では、ナウマン象をはじめ古代化石が発掘された。西岸が開け、船遊びやキャンプ場などがあり、店舗も並んでいる。また野尻湖は外人避暑客に見い出されたという歴史もあって、湖の南西岸には神山国際村をはじめとして別荘地となっている。
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みどころ

湖畔一周道路を回ると自然林がうっそうと茂り、木々の合間から妙高山や黒姫山の美しい姿を望むことができる。湖畔一周の道路は整備され、サイクリングも楽しめる。
 湖上には周囲約1kmの琵琶島が浮かび、その小山の頂上付近には宇賀神社の本殿があり、島自体が神社の境内である。湖畔の桟橋からは朱色の大きな鳥居が見え、湖にアクセントを添えている。
 野尻湖の写真撮影スポットは、東湖畔の竜宮崎付近からの野尻湖と妙高山、菅川から斑尾に抜ける道路からの野尻湖の俯瞰が美しい。(林 清)
関連リンク 長野県しなの町(一般社団法人信州しなの町観光協会)(WEBサイト)
参考文献 長野県しなの町(一般社団法人信州しなの町観光協会)(WEBサイト)

2022年09月現在

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