信州上田の松茸料理しんしゅううえだのまつたけりょうり

長野県の松茸収穫量*は日本一、中でも上田市は県内でも有数の松茸の産地である。市内の山にはアカマツが多く、かつて燃料として積極的に松葉利用が行われた結果、松茸が生育しやすい環境が広がっていった。収穫時期ともなると直売所では松茸の販売が盛んで、多くの人々が旬の味覚を求めてやってくる。山間には、松茸小屋*がオープンし、松茸を用いた様々な料理を提供している。
 
#

みどころ

松茸の香りは収穫後いかに短時間で提供できるかにかかっており、収穫後の松茸をこの地で食する条件が整っている。しかも様々な調理方法で松茸の美味しさを提供している。
 松茸のフルコースは、一例をあげると焼き松茸を筆頭にどびん蒸し、天ぷら、すき焼、茶碗蒸し、松茸ご飯など盛りだくさんで、食べきれないほどである。(林 清)
 
#

補足情報

*松茸生産量:林野庁「特用林産物生産統計調査 確報 平成30年特用林産基礎資料」によると長野県は42.1tで全国の67%を占めている。ただし収穫され直接地元で消費されるものはこの統計には入っていないので広島県などは低くなっている傾向はある。ちなみにこの年の海外からの輸入量は1,000t以上で日本の消費の大半である。それだけにこの地域で採れる松茸の希少性は高く、評価が高い。
*松茸小屋:松茸の収穫時期の9月末から11月初旬位までの季節限定で松茸料理を提供し、一般的には収穫場所の近くに建つ簡易的な施設。松茸小屋が造られ始めたのは、戦後になってからという。
関連リンク 信州上田観光情報(上田市)(WEBサイト)
参考文献 信州上田観光情報(上田市)(WEBサイト)
うえだトリップなび(⼀般社団法⼈信州上⽥観光協会)(WEBサイト)

2022年09月現在

※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。