国立工芸館
2020(令和2)年に東京から金沢市の中心部に移転した、近現代の工芸とデザインを専門とする美術館。兼六園や石川県立美術館、金沢21世紀美術館などの文化施設が集中する兼六園周辺文化の森にあり、作品や資料の収集保管および調査研究に基づく展覧会の開催、さまざまなラーニング・プログラムを行うなど、工芸文化の発信拠点となっている。

みどころ
19世紀末から現在に至るまでの、国内外の工芸及びデザイン作品を収集。なかでも多様な展開を見せた戦後の作品の収集には重点を置いている。収蔵作品は陶磁、ガラス、漆工、木工、竹工、染織、人形、金工、工業デザイン、グラフィック・デザインなど多ジャンルに及び、その数は4,000点以上(2022年4月1日現在)にのぼる。
戦前から戦後にかけて活躍した松田権六や富本憲吉といった人間国宝の名品、重要文化財に指定されている鈴木長吉《十二の鷹》のほか、現役作家の近作まで、近代工芸の歴史的な展開を俯瞰できるコレクションとなっている。
戦前から戦後にかけて活躍した松田権六や富本憲吉といった人間国宝の名品、重要文化財に指定されている鈴木長吉《十二の鷹》のほか、現役作家の近作まで、近代工芸の歴史的な展開を俯瞰できるコレクションとなっている。

補足情報
建物は、1898(明治31)年に建造され、1997(平成9)年に国の登録有形文化財に登録された木造の旧陸軍第九師団司令部庁舎と、1909(明治42)年に建造された旧陸軍金沢偕行社を移築し、活用している。展示室部分は鉄筋コンクリート造で復元して新築し、外観は建築当時の色を再現している。
関連リンク | 国立工芸館(WEBサイト) |
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参考文献 |
国立工芸館(WEBサイト) 金沢旅物語(金沢市観光協会)(WEBサイト) |
2023年08月現在
※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。