金沢百万石まつり
戦後復興期、⾦沢市の前途を祝し、前⽥利家の金沢城入場を記念して企画された祭礼イベントで、1952(昭和27)年に始まった*。メインイベントは、前⽥利家の⾦沢城⼊城を模して市中を練り歩く百万⽯⾏列。⾏列の⼀環として、加賀とび、獅⼦舞などが披露される。また、期間中、兼六園及びその周辺での百万石茶会、百万石薪能、百万石踊り流しなど多彩な⾏事が催される。イベントの⽇程は、かつては利家が⾦沢城に⼊城したことにちなんだ6⽉14⽇に⾏われていたが、近年は、6⽉上旬の⼟曜⽇(2007年からは第1⼟曜⽇)を中⼼とした3⽇間に⾏われている。
みどころ
⾦沢市⺠のみならず、国内外の観光客など、近年では40数万⼈の観客を集めている*。メイン⾏事の百万⽯⾏列では、武蔵ヶ辻や⾹林坊、広坂、百万⽯通り(百間堀跡)など随所で加賀とびや獅⼦舞などが一斉演技を披露する*。⾏列の中⼼である利家公役とお松の方(夫⼈)役は近年タレントが扮して⼈気を集め、三代藩主利常公役と利常公に御輿入れした珠姫役は市内の園児・児童の公募から選ばれる。行列の最後は、金沢城のお松の方のもとへ、利家公が武者を従え入場し勝ち鬨(どき)をあげ、感動のフィナーレを迎える。
補足情報
*終戦後は、進駐軍の指導により、1946(昭和21)年から1951(昭和26)年まで「尾⼭まつり」として尾⼭神社奉賛会によって開催。⼀⽅、1947(昭和22)年から「⾦沢商⼯まつり」が始まり、1952(昭和27)年に全市的な⾏事として「百万⽯まつり」に発展した。
*2023(令和5)年の来場者数は、主催者発表で約46万⼈であった。
*百万⽯⾏列は、しばしばルートを変更してきたが、近年は、⾦沢駅前をスタートに、武蔵ヶ辻や⾹林坊など繁華街を経て、⾦沢城公園に⾄る順路で⾏進している。
*2023(令和5)年の来場者数は、主催者発表で約46万⼈であった。
*百万⽯⾏列は、しばしばルートを変更してきたが、近年は、⾦沢駅前をスタートに、武蔵ヶ辻や⾹林坊など繁華街を経て、⾦沢城公園に⾄る順路で⾏進している。
関連リンク | 金沢百万石まつり(WEBサイト) |
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参考文献 |
金沢百万石まつり(WEBサイト) 金沢旅物語(金沢市観光協会)(WEBサイト) |
2023年08月現在
※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。