雪の大谷ゆきのおおたに

雪の大谷とは、立山有料道路を除雪した際に現れる巨大な雪壁である。
 立山黒部アルペンルートの室堂は標高2,450mの豪雪地帯で、室堂ターミナル付近にある「大谷」は吹き溜まりとなっているので特に積雪が多い。春先、この「大谷」を通る道路をGPSで確認しながら慎重に雪を削り取りながら掘り進めていく。除雪された道路の両側には深さ最大20mにも迫る雪壁が現れる。約500m続くこの区間を「雪の大谷」と呼んでいる。
#

みどころ

4月中旬から6月中旬にかけて、雪の壁に挟まれた道の片側を歩行者用通路として歩くコースが設定されており、これを「雪の大谷ウォーク」と呼んでいる。約500mの歩行区間の往復は、約35分(行きは下りで15分程、帰りは上りで20分程)ほどかかる。観光バスの車窓からも雪壁の迫力を体感できる。天候に恵まれれば、真っ白で圧倒的な雪壁と真っ青な青空のコントラストを楽しむことができる。