一之宮貫前神社いちのみやぬきさきじんじゃ

上州一の宮駅の北西、北は高田川、南は鏑川の清流にはさまれた丘陵上にある。創建は社伝によると現在の社地に社を定めたのが西暦531年とされる。
 参道を登りつめると朱塗の大鳥居が立ち、その鳥居をくぐると下りの石段の下に社殿が整然と立ち並ぶ。総漆塗極彩色の本殿は、1635(寛永12)年、江戸幕府第3代徳川家光によって造営されたもので、貫前造という独特な構造をもつ。第5代徳川綱吉による大規模な修理で、現在の華麗な造りとなった。
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みどころ

2009(平成21)年度から足かけ5年間にわたって行なわれた「平成の大修復」事業により、本殿、拝殿ともに美しい姿によみがえった。その後漆塗りの社殿は次第に褪色していき、自然と周りの木々に溶け込んで馴染んでいくという。
 下り参道といわれる珍しい造りと、社殿の美しさ、古木に囲まれた境内の緑の多さが荘厳な感じをかもしだしている。
 上毛かるたでは「ゆかりは古し貫前神社」とうたわれている。(林 清)
関連リンク 一之宮貫前神社(WEBサイト)
参考文献 一之宮貫前神社(WEBサイト)
しるくるとみおか(富岡市)(WEBサイト)
パンフレット「富岡市一ノ宮 観光ガイド」(一ノ宮武地区地域づくり協議会)

2020年04月現在

※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。