ながめ余興場ながめよきょうじょう

みどり市わたらせ渓谷鐵道大間々駅の東、渡良瀬川右岸に位置する「ながめ公園」の中にある芝居小屋で、数多くの催し物が行われている。ながめ余興場は1937(昭和12)年に建てられた木造2階建ての劇場で観客収容人数は650人。人が手で廻す伝統的な「廻り舞台」や花道、桟敷席、楽屋、優美な曲線を描く2階の手すりなどを有する本格的な芝居小屋。
 最盛期の1945年から1950年代には、人気劇団や流行歌手が次々に舞台を踏み、窓にぶら下がったり、木に登ってみる人もいたというほどの人気であったという。娯楽の多様化で1987(昭和62)年に休館となったが、1997(平成9)年に改修され、みどり市が管理運営している。
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みどころ

昔ながらの懐かしさを覚える余興場の舞台や座席、花道などの保存状況がよく、落語、芝居等による利用状況は年間1/3ほどになる。
 毎年10月下旬から11月下旬にながめ公園で開催される関東菊花大会と、ながめ余興場で行われる「大間々ながめ亭菊華寄席」には多くの観光客が訪れる。
 渡良瀬川の河岸段丘上に立地しているため、四季折々の美しい渡良瀬川の流れを俯瞰できる。(林 清)
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補足情報

*場内の見学が可能(有料)。ただし、催事がある場合は不可。
*休館日:火曜日(祝日の場合は翌日)
関連リンク みどり市観光ガイド(みどり市)(WEBサイト)
参考文献 みどり市観光ガイド(みどり市)(WEBサイト)
パンフレット「ながめ余興場」

2020年04月現在

※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。