三斗小屋温泉さんどごやおんせん

朝日岳の西に派生した稜線を下ったところ、標高約1,460mの高所にある歴史の古い温泉。山奥のため自家発電で夜9時ごろまで電気がつくが、それ以後はランプをともす素朴さである。旅館の東側高みに温泉神社がある。
 登山者の利用が多く、朝日岳や大峠・三本槍岳方面への基地となっている。
 温泉へは、車でいくことはできず、峠の茶屋県営駐車場(登山口)からの登山か、那須ロープウェイ山頂駅から複数あるトレッキングコースを歩いていくことになる。温泉(旅館の営業期間)は通常4月中~下旬から11月末頃まで。5月頃までは残雪もあるので注意が必要である。
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みどころ

自家発電の旅館では、消灯後、ランプが灯され、静寂に包まれる。都会では味わえないゆったりとした時間を感じてほしい。(溝尾 良隆)
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補足情報

*温泉:単純温泉、73度。リューマチ性疾患、運動器障害などに効く。