芝草平しばくさだいら

南蔵王縦走コースの中間に位置する。標高1620m、面積約100万m2の蔵王連峰唯一の湿原である。登山口は、蔵王エコーラインの刈田岳駐車場から往復で約7時間(休憩・昼食含む)の日帰りのできるコースからの登山が多い。もう一つのコースは、白石スキー場駐車場から、不忘山と水引入道の二つのルートから屏風岳を経て、芝草平に達する。登りで4時間前後かかる。
 高層湿原の芝草平は池塘が点在し、6月から9月まではイワカガミ、チングルマ、ワタスゲ、キンコウカなどが咲く花畑となる。9月中旬の草紅葉も美しい。
#

みどころ

花畑で知られる芝草平であるが、蔵王国定公園特別保護地域になっているため、南蔵王縦走コースから木道でほんの北側の一角までしか入ることができない。その場所から芝草平はさらに南に大きく広がっている。屏風岳の途中から、南屏風岳を背景に池塘が美しく展開する芝草平の全貌を見ることができる。

*令和5年7月24日(月)~令和5年10月31日(火)の期間は芝草平の木道改修工事のために木道全線が通行止め。