滝観洞
気仙郡住田町の北東端、JR東日本釜石線上有住(かみありす)駅から徒歩3分、釜石自動車道の滝観洞ICから車で1分の場所にある鍾乳洞。
数億年をかけて海底に堆積した石灰岩層が隆起し、風雨などによる浸食で形成されたもので、洞内では足下や壁などで海洋生物の化石が見られる。現在まで確認されている3,365mの総延長のうち、880mが一般公開され、レベルに応じた3つのコースが用意されている。
最奥部である880m地点の空間はドーム状に広がり、轟音を発する「天の岩戸の滝」が見られる。落差は29mで、洞内滝としては日本有数である。滝の命名者は、大正から昭和にかけて活躍した女流・柳原白蓮*。住田町出身の歌人である佐藤霊峰の師で、霊峰の死後に滝観洞に立ち寄って詠んだ「神代よりかくしおきけむ滝つ瀬の世にあらわるゝときこそ来つれ」の歌碑が設置されている。
数億年をかけて海底に堆積した石灰岩層が隆起し、風雨などによる浸食で形成されたもので、洞内では足下や壁などで海洋生物の化石が見られる。現在まで確認されている3,365mの総延長のうち、880mが一般公開され、レベルに応じた3つのコースが用意されている。
最奥部である880m地点の空間はドーム状に広がり、轟音を発する「天の岩戸の滝」が見られる。落差は29mで、洞内滝としては日本有数である。滝の命名者は、大正から昭和にかけて活躍した女流・柳原白蓮*。住田町出身の歌人である佐藤霊峰の師で、霊峰の死後に滝観洞に立ち寄って詠んだ「神代よりかくしおきけむ滝つ瀬の世にあらわるゝときこそ来つれ」の歌碑が設置されている。

みどころ
最大の見どころは最奥の天の岩戸の滝だが、滝にたどり着くまで、しゃがんだり滑ったりしながら狭い道を進む冒険気分を楽しめる。歩みを進めると出現する大ホールと巨大な滝は、クライマックスとして完璧ではないだろうか。滝が流れ落ちる音が洞窟内に響き、音響による効果も絶大である。
片道約20分前後で、数億年の自然の営みを感じながらアドベンチャーな体験ができる魅力的なスポットである。
片道約20分前後で、数億年の自然の営みを感じながらアドベンチャーな体験ができる魅力的なスポットである。

補足情報
*柳原白蓮:1885(明治18)年~1967(昭和42)年。情熱的な歌風で知られる東京生まれの歌人。本名は宮崎燁子(あきこ)。佐佐木信綱に師事し、短歌雑誌「心の花」に作品を発表したほか、歌集に「踏絵」「幻の華」などがある。
関連リンク | 滝観洞・白蓮洞(滝観洞観光センター)(WEBサイト) |
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参考文献 |
滝観洞・白蓮洞(滝観洞観光センター)(WEBサイト) いわての旅(公益財団法人 岩手県観光協会)(WEBサイト) 住田町(WEBサイト) さんりく旅しるべ(公益財団法人さんりく基金三陸DMOセンター)(WEBサイト) 旅東北(一般社団法人東北観光推進機構)(WEBサイト) |
2023年07月現在
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