藤七温泉とうしちおんせん

東北自動車道・松尾八幡平ICより八幡平アスピーテラインまたは樹海ライン経由で約60分。JR盛岡駅より岩手県北バス八幡平頂上行で1時間50分、松尾鉱山資料館で八幡平蓬莱境行に乗換5分、藤七温泉下車すぐ。
 八幡平頂上の南方3.5km、畚(もつこ)岳の麓の標高1,400mの高所にあり、東北にある最高峰に位置する温泉で、一軒宿である。
 温泉は単純硫化水素泉で、81℃。混浴の露天風呂やレトロな雰囲気の男女別内湯、女性用の露天風呂など、野趣あふれ開放感のある露天風呂がいくつもある。湯床から沸く泥で泥パックもできる。
 毎年営業が始まる春(4月下旬頃)には、アスピーテライン、樹海ラインの雪の壁を見ながら入浴でき夏でも涼しい。秋は乳白色の露天風呂が紅葉と朝焼けに照らされオレンジ色になる。
 湯治本位の温泉であったが、アスピーテラインが開通してからハイカーや旅行客が増えている。また、4~6月は一帯が好スロープとなり、春スキーの基地となる。
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みどころ

山の上の露天風呂は開放感が抜群である。硫黄の匂いが立ちこめる単純硫黄泉の源泉掛け流し、純度100%の乳白色のお湯が魅力的なことに加えて、露天風呂がたくさんある。混浴露天風呂は、販売している女性用の大型バスタオルを体に巻いたまま入浴できるので、女性への配慮が嬉しい。
 季節ごとに野趣溢れる露天風呂を満喫できるが、おすすめは密かに人気の夏の夜に満天の星空を眺めながら入る露天風呂。ダイナミックでワイルドな入浴を体験してほしい。
 入浴後には、名物の「温泉黒たまご」を味わいたい。