芦野公園のサクラ
芦野公園は、芦野池沼群県立自然公園内にあり、五所川原市金木町の中心部から北へ約1kmの場所に位置する市立の公園。芦野湖*を中心に約80万m2の広大な園地が広がっている。園内には約1,500本のサクラと数千本の松があり、特に桜は津軽半島でも屈指のものである。
芦野湖畔は少年の日の太宰治*が好んで訪れたといわれる。桜と松林の一角には太宰の銅像や文学碑*がある。園内には児童向けの動物園やオートキャンプ場などもあり、地域の人々の憩いの場になっている。
公園内には津軽鉄道が走り、昔ながらの小さな駅舎やのどかな風景が広がっている。
芦野湖畔は少年の日の太宰治*が好んで訪れたといわれる。桜と松林の一角には太宰の銅像や文学碑*がある。園内には児童向けの動物園やオートキャンプ場などもあり、地域の人々の憩いの場になっている。
公園内には津軽鉄道が走り、昔ながらの小さな駅舎やのどかな風景が広がっている。
みどころ
毎年4月下旬~5月上旬に行われる観桜会はたいへんな人出で賑わい、特にこの時期満開の桜のトンネルを走る津軽鉄道「走れメロス号」が絶好の写真スポットになる。園内にあるクロマツの緑とサクラとのコントラストが美しい。
公園内に、旧駅舎を改装したレトロな喫茶室「駅舎」があり、くつろぎの場になっている。公園内のサクラ並木には太宰の碑、津軽三味線発祥之地碑などがあり、マントをまといたたずむ太宰治の寂しそうな像が印象的である。公園の奥にある芦野湖には二つの橋が架かり、手前はつり橋、奥には木製の浮き橋がある。木製の橋が湖面に直線的に浮かぶ景観も美しい。6月19日には太宰治の文学碑に全国のファンが集まり太宰を偲び、太宰の像に献花する。
公園内に、旧駅舎を改装したレトロな喫茶室「駅舎」があり、くつろぎの場になっている。公園内のサクラ並木には太宰の碑、津軽三味線発祥之地碑などがあり、マントをまといたたずむ太宰治の寂しそうな像が印象的である。公園の奥にある芦野湖には二つの橋が架かり、手前はつり橋、奥には木製の浮き橋がある。木製の橋が湖面に直線的に浮かぶ景観も美しい。6月19日には太宰治の文学碑に全国のファンが集まり太宰を偲び、太宰の像に献花する。
補足情報
*芦野湖:正式名称は藤枝溜池、芦野湖は愛称。潅漑用貯水池である。池畔は桜と老松が多く、花の名所となっている。
*太宰治:1909~1948年。作家。本名津島修治。1909(明治42)年大地主の六男として誕生。東京帝国大仏文科卒業後、本格的な作家活動に入り、1933~1945(昭和8~20)年にかけて、次々と佳作を発表した。その文章の底流には鋭敏な感受性がもたらす人間的葛藤と、故郷津軽の風土に根ざすほの暗い頽廃的なものを秘めている。昭和23年、玉川上水で自殺。代表作に「斜陽」「富嶽百景」「走れメロス」「津軽」など。
*太宰治文学碑:高さ3mあまりの大きなもので、碑面には太宰の好んだベルレーヌの詩「撰ばれてあることの恍惚と不安と、二つわれにあり」が刻まれている。
*太宰治:1909~1948年。作家。本名津島修治。1909(明治42)年大地主の六男として誕生。東京帝国大仏文科卒業後、本格的な作家活動に入り、1933~1945(昭和8~20)年にかけて、次々と佳作を発表した。その文章の底流には鋭敏な感受性がもたらす人間的葛藤と、故郷津軽の風土に根ざすほの暗い頽廃的なものを秘めている。昭和23年、玉川上水で自殺。代表作に「斜陽」「富嶽百景」「走れメロス」「津軽」など。
*太宰治文学碑:高さ3mあまりの大きなもので、碑面には太宰の好んだベルレーヌの詩「撰ばれてあることの恍惚と不安と、二つわれにあり」が刻まれている。
関連リンク | 五所川原市(WEBサイト) |
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参考文献 |
五所川原市(WEBサイト) Amazing AOMORI(青森県・公益社団法人青森県観光国際交流機構)(WEBサイト) 『億津軽の風物詩』パンフレット 五所川原市 『青森県の歴史散歩』青森県高等学校地方史研究会(編) 山川出版社 |
2023年08月現在
※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。