権現崎
津軽半島の北西部、中泊町の日本海に突き出す全長約6kmの岬で先端部は小泊岬である。海抜229mの最高所付近に飛龍権現*を祀った尾崎神社が立つところから、権現崎の名がある。
竜飛崎から権現崎にかけては、典型的な海岸段丘*の岩石海岸で海蝕台、海蝕洞、海蝕崖など変化に富んだ海岸地形を形成している。権現崎も全体が石英安山岩で構成され緑の豊かな色調を帯び、先端部は海面から100~200mの断崖をそばだてている。
権現崎南側の下前漁港で車道は終わり、ここから先の断崖絶壁からなる岬に遊歩道で進むことになるが、標高差200m以上で片道1.6km、約1時間の登山コースである。権現崎の北側は小泊港から続く遊歩道だけである。岬の北側の弁天崎、二つ岩、姥島と小泊岬北灯台などの海岸美を眺めることができる。
竜飛崎から権現崎にかけては、典型的な海岸段丘*の岩石海岸で海蝕台、海蝕洞、海蝕崖など変化に富んだ海岸地形を形成している。権現崎も全体が石英安山岩で構成され緑の豊かな色調を帯び、先端部は海面から100~200mの断崖をそばだてている。
権現崎南側の下前漁港で車道は終わり、ここから先の断崖絶壁からなる岬に遊歩道で進むことになるが、標高差200m以上で片道1.6km、約1時間の登山コースである。権現崎の北側は小泊港から続く遊歩道だけである。岬の北側の弁天崎、二つ岩、姥島と小泊岬北灯台などの海岸美を眺めることができる。

みどころ
権現崎の北側には小泊から竜飛岬までつづく竜泊ライン、南側には霊峰岩木山を望み、北海道までのパノラマを楽しむことができる。岬先端の尾崎神社裏手にある権現崎展望台からは七里長浜の全容や、海をへだてて正面に立つ岩木山などの展望、特に天気の良い日には穏やかなコバルトブルーの海に船が悠々と進む姿を見ることができれば感激もひとしおである。
海上からの眺めもすばらしい。日本海から獅子が横たわっている様に突き出た巨大な岩山、先端部の切り立った断崖絶壁などいつまでも飽きない景観が続く。残念ながら観光船はなく、小泊港からの遊漁船だけである。
海上からの眺めもすばらしい。日本海から獅子が横たわっている様に突き出た巨大な岩山、先端部の切り立った断崖絶壁などいつまでも飽きない景観が続く。残念ながら観光船はなく、小泊港からの遊漁船だけである。

補足情報
*飛龍権現:権現とは日本の神号の一つで、仏教で権(かり)の姿をいったもの。日本の神々が仏・菩薩となって人々を救うためために仮に現れた姿。飛龍の神が菩薩の仮の姿として現れたもの。漁業が盛んな小泊地域の安全を祈る神とされている。
*海岸段丘:海岸線に沿って分布する階段状地形。波浪の浸食作用によって形成された海食崖と海食台が、その後陸地の隆起または海面の低下により現れる地形。
*海岸段丘:海岸線に沿って分布する階段状地形。波浪の浸食作用によって形成された海食崖と海食台が、その後陸地の隆起または海面の低下により現れる地形。
関連リンク | 中泊町(WEBサイト) |
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参考文献 |
中泊町(WEBサイト) Amazing AOMORI(青森県・公益社団法人青森県観光国際交流機構)(WEBサイト) 青森県(WEBサイト) 『中泊町中里・小泊地域散策マップ』中泊町 |
2023年03月現在
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