大雪高原温泉
大雪山主稜線の高根ヶ原の東斜面のふもとに位置する。ナナカマドやダケカンバ、ミネカエデなどの広葉樹と、エゾマツなどの針葉樹の混交林による森林帯には大小多くの池沼が点在している。標高約1200mの高原温泉を起点にした沼や池をめぐる林間の登山道、大雪高原温泉沼めぐり登山コースが整備されており、1周約7kmの周遊ルートを4時間から5時間かけて歩くことができる。6月下旬までは雪に覆われていて、長靴等の装備が必要。
みどころ
まさに北海道らしい原生林の中を歩き、いくつもの沼を巡る体験は圧巻と言うしかない。コースを進むとテンポよく現れる池や沼には、周囲の原生林が映り込み、神秘さを増している。さらに進むと大雪山の白雲岳から平ヶ岳を結ぶ稜線を仰ぎ見る場所に着く。沼めぐりコース周辺には、多くのヒグマが生息しており、シーズン中は、人間とヒグマの遭遇事故を防ぐために巡視員によるパトロールが行われている。また、入山時にはコース入口にあるヒグマ情報センターでレクチャーの受講が求められる。さらに、コースには時間規制、食事する場所の規制、及びヒグマの出没状況による入山規制などがある。
6月から8月は運が良ければ高根ヶ原の雪どけした東斜面の植物を食むヒグマの様子を双眼鏡で見られる。こうした景観を楽しむには約4~5時間かけて登山道を歩くことができる体力が必要となる。雪どけに咲くミズバショウのほか、立ち上る噴気現象、希少な高山植物など、季節ごとに見どころがあふれている。とりわけ9月の鮮やかな紅葉が沼や池に映える景観は美しい。
6月から8月は運が良ければ高根ヶ原の雪どけした東斜面の植物を食むヒグマの様子を双眼鏡で見られる。こうした景観を楽しむには約4~5時間かけて登山道を歩くことができる体力が必要となる。雪どけに咲くミズバショウのほか、立ち上る噴気現象、希少な高山植物など、季節ごとに見どころがあふれている。とりわけ9月の鮮やかな紅葉が沼や池に映える景観は美しい。
関連リンク | 環境省「大雪山国立公園」(WEBサイト) |
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参考文献 |
環境省「大雪山国立公園」(WEBサイト) 大雪高原温泉ヒグマ情報センター(WEBサイト) |
2023年12月現在
※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。