白金 青い池
JR富良野線美瑛駅から十勝岳に向かって南東に17kmほどのところにある。さらに3.5kmほど十勝岳の山懐に入れば白金温泉がある。
水面が鮮やかな青い色*1をみせている青い池は、1988(昭和63)年に噴火した十勝岳の火山泥流対策のため建設された美瑛川畔の堰堤。水面が青く見える理由は、美瑛川の上流において、十勝岳から流れ出る硫黄沢川や尻無沢川と合流する際、火山性の水質に含まれるアルミニウム成分が乳白色の微粒子となり青い池に滞留し、それが光に反射することによるものといわれている。池のなかに立ち枯れたカラマツとあいまって独特な景観を見せている。
水面が鮮やかな青い色*1をみせている青い池は、1988(昭和63)年に噴火した十勝岳の火山泥流対策のため建設された美瑛川畔の堰堤。水面が青く見える理由は、美瑛川の上流において、十勝岳から流れ出る硫黄沢川や尻無沢川と合流する際、火山性の水質に含まれるアルミニウム成分が乳白色の微粒子となり青い池に滞留し、それが光に反射することによるものといわれている。池のなかに立ち枯れたカラマツとあいまって独特な景観を見せている。
みどころ
人工的に造られた堰堤ではあるが、水面が不思議なほど青い色を見せ、立ち枯れのカラマツとあいまって神秘的で幻想的な風景*2となっている。もっとも青く見えるのは、風のない良く晴れた日の午前。また、季節や天候によっては、青い色も様々に変化する。池の周囲が新緑と秋の紅葉に彩られ、青い水面に映る景観も美しい。冬季には、凍結・積雪した水面をライトアップしている。
補足情報
*1 青い色:雪融け時や大雨の後などには、成分が薄まり濁ったり青く見えないこともある。 *2 神秘的で幻想的な風景:1997(平成9)年に上富良野在住のプロカメラマン高橋真澄がこの景観を最初に見出し、翌年自らの写真集に発表した。2011(平成23)年には、ケント白石がこの地の写真でナショナル ジオグラフィック写真コンテスト Nature部門奨励賞を受賞し「青い池」の名を世界に広めた。
関連リンク | 美瑛町商工観光交流課(WEBサイト) |
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参考文献 |
美瑛町商工観光交流課(WEBサイト) 美瑛町観光協会(WEBサイト) 丘のまちびえいDMO(WEBサイト) 「湖面の青色色彩に関する五色沼と北海道美瑛町青い池の化学的類似性と相違性について」高貝慶隆・阿部遼太(福島大学・共生システム理工学類)磐梯朝日遷移プロジェクト(WEBサイト) |
2023年12月現在
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