ニセコ湯本温泉にせこゆもとおんせん

ニセコ連峰チセヌプリの麓にある温泉郷で標高560mの高所にある。絶えず噴煙を上げる長径70m、短径30mの大湯沼が温泉郷に隣接しており周囲を圧している。この大湯沼は水面に珍しい硫黄球が浮遊し、学術上貴重なものとなっている。
 ニセコ湯本温泉の湯元は大湯沼。泉質は単純硫黄泉-硫黄泉が主なものとなっている。
 宿は2軒で、いずれも山の宿で「月見の宿 紅葉音(あかはね)」と「湯ごもりの宿 アダージョ」。また、日帰り温泉施設「蘭越町交流促進センター雪秩父」では複数の露天風呂がある。
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みどころ

大湯沼は絶えず噴煙を上げ広漠とした景観は周囲を圧している。湯沼の底からガスが発生して絶えず沸騰状態にあり、吹き上げる白煙は数十メートルに達する。
 大湯沼はニセコ湯本温泉の源泉で湯量が豊富、湯温も高い。なんといっても硫黄の香りが強くにごり湯が温泉の魅力である。「雪秩父」では泥湯もあり泥パックが女性に人気で、複数ある露天風呂からはニセコ連峰の景観も楽しめる。冬の銀世界のマイナスの気温の中でも露天風呂の温泉につかれば快適である。
 ニセコ湯本温泉から神仙沼、大谷地、大沼、長沼など湖沼と湿原を巡るのも特色ある景色を楽しめる。またチセヌプリ、シャクナゲ岳登山の根拠地でもあり、登山と温泉を楽しめる。

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