しかべ間歇泉
函館市の北側、太平洋に面した国道278号線の「道の駅しかべ間歇泉公園」にある。1924(大正13)年の温泉開発の際に発見されたという鹿部町の間歇泉。間歇泉とは、規則的または不規則的に熱水や水蒸気を吹上げる温泉で、火山地域にみられる。ニュージーランド、アイスランドのほか、アメリカのイエローストーン国立公園の間歇泉は世界的に有名である。その発生の仕組み*は諸説ある。
しかべ間歇泉では、噴出する温泉水の温度は103度、高さは15m以上に達するという大きなもの。しかべ間歇泉公園は2000(平成12)年に公園として誕生し、2016(平成28)年に道の駅となった。
しかべ間歇泉では、噴出する温泉水の温度は103度、高さは15m以上に達するという大きなもの。しかべ間歇泉公園は2000(平成12)年に公園として誕生し、2016(平成28)年に道の駅となった。
みどころ
国道のすぐ間近に噴き出す間歇泉があり、その意外性に驚かされる。間歇泉としては諏訪湖が有名で、50mの高さで迫力があったが、衰退し最近は人工的に発生させて、高さも5mほどである。しかべの間歇泉は噴出高約15m以上でわが国でも有数の高さである。ただ、すぐ間際の国道に温泉水が降りかかることを防ぐため、約10mの所に丸い蓋をしているが、その蓋に勢いよく吹き出し打ちたたく温泉水と蒸気の光景も迫力がある。
間歇泉の国道側には「眺望の館」があり、2階から間歇泉の噴き出す温泉を間近で見ることができ、また天気の良い日には背後に噴火湾越しの後方羊蹄山が望める。公園内には間歇泉を利用した「足湯」もあり、また温泉蒸気の蒸し窯で調理のできる「温泉蒸し処」で食事を楽しむことができる。
間歇泉の国道側には「眺望の館」があり、2階から間歇泉の噴き出す温泉を間近で見ることができ、また天気の良い日には背後に噴火湾越しの後方羊蹄山が望める。公園内には間歇泉を利用した「足湯」もあり、また温泉蒸気の蒸し窯で調理のできる「温泉蒸し処」で食事を楽しむことができる。
補足情報
*間歇泉発生の仕組み:間歇的噴出の仕組みについては、地下の空洞に温泉水がたまり地熱などで熱せられ沸騰するときの圧力で噴出するという空洞説、噴孔の底部と出口との間の大きな温度差で噴出するという垂直管説など諸説がある。
関連リンク | 鹿部温泉観光協会(WEBサイト) |
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参考文献 |
鹿部温泉観光協会(WEBサイト) 道の駅しかべ間歇泉公園(WEBサイト) |
2023年12月現在
※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。