鍋釣岩
奥尻島*の東海岸に浮かぶドーナツ型の奇岩で、鍋の弦の形に似ていることからその名がついている。奥尻港にフェリーが入港する時の目印的役割を果しており、奥尻島のシンボルである。
岩の頭上に生えている木は「ヒロハノヘビノボラズ」といい、枝や葉にトゲがあり蛇も登らないというのが名前の由来。小さな花と赤い実をつける。
岩の頭上に生えている木は「ヒロハノヘビノボラズ」といい、枝や葉にトゲがあり蛇も登らないというのが名前の由来。小さな花と赤い実をつける。
みどころ
奥尻島のシンボル的存在である。高さ19.5mの輪状の形状の岩に自然の力の不思議さを感じるとともに、いつまでも残ってほしいと思わせる。また岩の上に残るひょっこりした木に生命力の強さと驚きを覚えるだろう。
夜になると鍋釣岩がライトアップされるとともに、イカ釣り漁船の漁火夜景が幻想的な光景を生み出す。
夜になると鍋釣岩がライトアップされるとともに、イカ釣り漁船の漁火夜景が幻想的な光景を生み出す。
補足情報
*奥尻島:江差港から北西に61kmの洋上に浮かぶ東西11km、南北に27kmの細長い島である。昔から海難の避難所であったが、1741(元文6・寛保元)年の津波で被害にあったこともある。1993(平成5)年北海道南西沖地震により発生した大津波と火災のため甚大な被害を受けた。この被害を後世に伝えるために島の南、青苗岬に奥尻島津波記念館がつくられている。
関連リンク | 奥尻町(WEBサイト) |
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参考文献 |
奥尻町(WEBサイト) 奥尻島観光協会(WEBサイト) 『北海道の旅』 更科 源蔵 社会思想研究会出版部 『奥尻島』パンフレット 奥尻町 『北海道の歴史散歩』北海道高等学校日本史教育研究会 山川出版社 |
2023年12月現在
※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。