トラピスチヌ修道院
JR函館駅から東へ約9km、湯の川温泉から3.5km、上湯川町の緑の高台にあり、四方をめぐらす高い塀と赤煉瓦の建物の日本初の女子観想修道院。1898(明治31)年、フランスのウプシー修道院から派遣された8人の修道女によって創立され、その後1925(大正14)年と1941(昭和16)年の2回、火災に遭い再建したもの。
中では修道女が聖ベネディクトの戒律を守りながら、菓子製造や手工芸品の制作に励み、修道生活を送っている。修道院内に立入ることは許可されていないが、見学可能な前庭には、聖マリア像、聖ミカエル像や資料展示室がある。また、院内でつくられた名物のフランスケーキ・マダレナやクッキー、チョコレート、工芸品などの売店もある。
詩人・三木露風*がこの地を訪れその時の体験から、有名な歌曲「野ばら*」が生まれたという。野ばらは北海道のバラ科のハマナス。
中では修道女が聖ベネディクトの戒律を守りながら、菓子製造や手工芸品の制作に励み、修道生活を送っている。修道院内に立入ることは許可されていないが、見学可能な前庭には、聖マリア像、聖ミカエル像や資料展示室がある。また、院内でつくられた名物のフランスケーキ・マダレナやクッキー、チョコレート、工芸品などの売店もある。
詩人・三木露風*がこの地を訪れその時の体験から、有名な歌曲「野ばら*」が生まれたという。野ばらは北海道のバラ科のハマナス。
みどころ
格式あふれる赤煉瓦の作りの建物と、アーチ状の窓枠などに中世ヨーロッパの雰囲気が漂い、気が引き締まる。前庭には、聖マリア像、聖ミカエル像が緑の中に配置されており美しい。また手前にある資料展示室には、院内生活などの写真と修道院の歴史が展示されている。
修道院の目の前には市民の森が広がっており、散策して楽しめ、季節によりさまざまな表情を見せる。秋の紅葉、春はエゾ山桜、初夏にはアジサイが綺麗である。
修道院の目の前には市民の森が広がっており、散策して楽しめ、季節によりさまざまな表情を見せる。秋の紅葉、春はエゾ山桜、初夏にはアジサイが綺麗である。
補足情報
*三木露風:1889~1964年。詩人。相馬御風・野口雨情らと早稲田詩社を結成。詩集「廃園」によって認められ、象徴派詩人として北原白秋とともに一時代を画した。
*野ばら:作詞三木露風、作曲山田耕作 歌詞は「野ばら 野ばら 蝦夷地の野ばら 人こそ知らね あふれ咲く 色もうるはし 野のうばら 蝦夷地の野ばら」。
*野ばら:作詞三木露風、作曲山田耕作 歌詞は「野ばら 野ばら 蝦夷地の野ばら 人こそ知らね あふれ咲く 色もうるはし 野のうばら 蝦夷地の野ばら」。
関連リンク | トラピスチヌ修道院(WEBサイト) |
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参考文献 |
トラピスチヌ修道院(WEBサイト) 函館・みなみ北海道観光ガイド(一般社団法人函館国際観光コンベンション協会)(WEBサイト) 『るるぶ情報版 函館』JTBパブリッシング 『北海道の歴史散歩』北海道高等学校日本史教育研究会 山川出版社 |
2023年12月現在
※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。