北海道神宮ほっかいどうじんぐう

札幌駅の南西部の円山公園に隣接しており、地下鉄東西線円山公園駅から徒歩約15分、境内は約18万m2と広く緑に包まれている。1869(明治2)年明治天皇の思し召しにより、北海道開拓の守護神として大国魂神*(おおくにたまのかみ)・大那牟遅神*(おおなむちのかみ)・少彦名神*(すくなひこなのかみ)の三神を祀って北海道の総鎮守として創建されたもの。1964(昭和39)年明治天皇を御増祀(ごぞうし)*し、社名も「札幌神社」から「北海道神宮」と改称した。社殿は1974(昭和49)年に焼失したが1978(昭和53)年復興した。
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みどころ

敷地面積が広く、隣接する円山原始林などの緑にも包まれ厳かな雰囲気を醸し出している。また円山動物園とも近いため、散策して周遊が楽しめる。社殿は比較的新しいが、それだけに美しく整えられた姿である。
 初詣では北海道で最も多く参詣客が訪れ、5月中旬には円山公園とともに桜が見事に咲き乱れ、道民・市民に愛されている。毎年6月15日に行われる例祭、16日に行われる神輿渡御「札幌まつり」では、平安時代の絵巻物を彷彿させる衣装をまとった1,000人以上の行列がはなやかに練り歩き、境内でも神々に捧げる奉納行事が行われ、神聖な雰囲気となる。
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補足情報

*大国魂神:北海道の国土の神様。北海道という国土の国魂、息吹を大国魂神としてお祀りしている。
*大那牟遅神:大国主命と同神。
*少彦名神:オオクニヌシの義兄弟となり、国作りを手伝った神様で国土経営・医療・酒造の神。
*増祀:その神社にお祀りする神様を増やすこと。
関連リンク 北海道神宮(WEBサイト)
参考文献 北海道神宮(WEBサイト)
ようこそSAPPORO 札幌観光協会
『北海道の歴史散歩』 北海道高等学校日本史教育研究会 山川出版社

2023年12月現在

※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。

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