すすきのすすきの

地下鉄すすきの駅周辺の南5条西2丁目から4丁目あたりが中心で、かつては遊廓があったところ。付近には地下街やデパートもあり、昼間もショッピング客で賑わう。夜の歓楽街としては、東京新宿の歌舞伎町、福岡博多の中州と並び、全国にも知れわたっており、小料理店やバー、キャバレーなど約3,500軒もの飲食店がネオンを輝かせている。地元のサラリーマンやOLに観光客も加わり、深夜まで賑やかである。
 1870(明治3)年札幌本府建設が進み、請負人、大工、職人らが大量に札幌に流れ込み、それらの人々を引き付けるため貸座敷や遊女を置いた飲食店が営業を始めた。妻子を残してきた「札チョン族」のために、現在の地に区画を与え移したという。すすきの(薄野)の名は当時の工事監事「薄井龍之」によるものとする説と、当時この一帯が「薄野」だったことからという説がある。その後遊郭は白石に移転したが、遊郭跡に飲食店が立ち並び現在の姿の基礎となった。
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みどころ

多くの夜の繁華街はどこでも同じだが、ひとつのビルの中にひしめく店舗、ビルの壁のネオンサインが立ち並び、よくもこれだけの店があるのかと不思議にさえ思われる。
 夜になると数多くの店のネオンが輝くが、特にすすきの交差点にあるニッカウィスキーの「ひげのおじ様」がランドマークとなっており、すすきのが話題になっているときはTVでかならず映される風景である。
 またランドマークとしては市内に1系統のみ残る市電の停留所があり、以前は終点・始発の停留所でにぎわいの中から離れていく路面電車の哀愁を帯びた姿が目に焼き付いている。2015(平成27)年からは市電が環状線化され新しい車両も走り近代的な姿となっている。
関連リンク 一般社団法人すすきの観光協会(WEBサイト)
参考文献 一般社団法人すすきの観光協会(WEBサイト)
HOKKAIDO LOVE!(公益社団法人北海道観光振興機構)(WEBサイト)
『るるぶ札幌』JTBパブリッシング

2023年11月現在

※交通アクセスや料金等に関する情報は、関連リンクをご覧ください。