日高村は、県中部に位置し、仁淀川中流右岸を占める。土佐市、いの町、佐川町、越知町と接する。
 村の東北部を仁淀川、中央部を日下川、戸梶川が流れ、その流域に耕地が開ける。JR土讃線、国道33号が通じる。
 かつてはキリュウ(杞柳)栽培が多かったが、現在は高糖度トマトのブランドである「シュガートマト」の生産が盛んに行われる。また、茶の栽培が盛んで、中四国最大級の茶園を有する霧山茶業組合では上煎茶から番茶まで生産しており、特に「炙り茶」として認定されているほうじ茶は県内の多く店舗でのスイーツの原料として使用される。この他、和紙製造や工業団地が造成され、パルプ・紙加工の工場などが操業している。
 小村神社の神体は古墳時代後期の金銅荘環頭大刀拵・大刀身で国宝に指定されている。奇跡の清流である仁淀川では屋形船の就航も始まり、自然探索のフットパスとともに日高村の豊かな自然を活かした観光にも力を入れている。

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