東かがわ市は、県東部にあり、北東は国立公園瀬戸内海播磨灘に臨み、西はさぬき市、南東は阿讃山脈によって徳島県に接し、高松市と徳島市のほぼ中間に位置する。瀬戸内海に注ぐ馬宿川、湊川、番屋川などの流域に平野が開け、市街地、田園地域を形成。
 JR高徳線、国道11号、318号、377号が通じる。高松自動車道の白鳥大内、引田インターチェンジがある。
 地場産業の手袋生産は伝統産業で、全国の生産額の約90%を占めるほか、製薬、機械、ベアリングなどのメーカーがある。農業は稲作のほか、施設園芸によるイチゴやミニトマト、カーネーションなどの花卉栽培が行われる。また、和菓子に使われる高級砂糖、和三盆の特産地として名高い。旧引田町にある安戸池はハマチ養殖発祥の地であり、現在では沖合でハマチのほか、タイ、ノリなどの養殖が行われており、観光漁業にも力を注いでいる。
 瀬戸内海国立公園の一部。徳島県境にある大坂峠、白鳥神社、水主神社、旧井筒屋などからなる引田の歴史的町並みなど、文化財や史跡名所が多く、東かがわ市歴史民俗資料館もある。絹島、丸亀島の海岸に積み重なった柱状節理、鹿浦越のランプロファイヤ岩脈は国の天然記念物に指定されている。

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