野辺地町は、青森県北部の下北半島と夏泊半島に挟まれた、むつ湾に沿った湾入域に位置する。南に八甲田連峰の山麓を背負い、東には丘陵が続く。東南は東北町、東北は横浜町及び六ヶ所村、西は平内町と接している。北はむつ湾に面している。
 第三セクター青い森鉄道(旧、JR東北本線)とJR大湊線が通じる他、国道4号と279号が通る。
 延宝年間(1673~1680年)から明治の初年にかけて、豪商と呼ばれた地元の野村治三郎や野坂勘左衛門、北陸の銭屋五兵衛などの千石船が往来し、日本海沿岸諸港並びに大阪、函館などと盛んに交易。南部藩有数の商港として繁栄した。
 野辺地湾ではホタテガイの養殖が行われる。西部の馬門温泉は近代的設備が整い、近隣にまかど温泉スキー場がある。寺ノ沢遺跡(縄文前期)、槻ノ木遺跡(縄文中期)、枇杷野遺跡(縄文後期)、陣場川原遺跡(縄文後期)等の遺跡がある。

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