藤崎町は、青森県南西部、津軽平野の南部に位置する。盆地状の内陸型地域で、町域には山岳・原野がない。東に奥羽山脈の八甲田連峰を望み、西に「津軽富士」とも呼ばれる青森県最高峰の岩木山を有し、南には秋田県にまたがり世界遺産に登録されている白神山地が連なる。平野部周辺の丘陵地帯にはりんご園が広がる。東は青森市、黒石市、西は弘前市、北は板柳町、南は田舎館村に接している。JR五能線・奥羽本線、国道7号、339号が通じる。
 中世には旧藤崎町に北奥州の覇者として君臨した安東氏の居城があり、十三湊と岩木川の水運で結ばれていた。近世には弘前藩により新田開発が進められた。旧常盤村には藤崎は「津軽の歴史の発祥地」と言われている。
 水田とリンゴ園が町域の約70%を占める。農林省東北農業試験場園芸部跡地が弘前大学農学生命科学部附属藤崎農場となり、地域のリンゴ・蔬菜栽培に貢献している。

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