田舎館村は、青森県中央部、津軽平野の南部にある。村の中央を浅瀬石川、弘前市との境を平川が流れる。東に八甲田山、西に岩木山をのぞむことができる。北は藤崎町、東は黒石市、南は平川市、西は弘前市に接する。JR奥羽本線、弘南鉄道が通じる。
 弥生時代の田舎館遺跡で知られる。南北朝時代に既に武将の館があり、戦国時代には田舎舘城千徳氏が居住していた。
 浅瀬石川沿いのリンゴ栽培の他、水田地帯は津軽の米どころとなっている。この他、生産者団体「稲華会」が低アミロース米「あさゆき」を手掛けるほか、ぶどうの「スチューベン」やいちご等の果樹栽培、果樹の加工品製造、シクラメン等の花卉栽培も行われている。また、古代から栽培されていたと推定される「紫稲」で作られた手作り工芸品の「祝い亀」がある。
 縄文時代や弥生時代の遺跡が数多く確認されており、なかでも弥生時代中期末の水田跡が656枚ほど発見されて全国的に有名になった垂柳遺跡(国史跡)がある。道の駅いなかだて「弥生の里」内にある産地直売センターがある。

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