田子町は、青森県の最南端に立地。秋田・岩手県境の奥羽山脈の台地にある。山岳を源とする種子川、相米川、熊原川が町を南北に四分する形で東へ向かって流れ、これらの流域に沿った平地(谷底平野)に水田が開け、集落が点在。扇状の要のところに市街地が形成される。北東は三戸町、東は岩手県二戸市、南は八幡平市、西は秋田県鹿角市に接している。国道104号線が通じる。
 中心の田子は古くから交通の要所で、来満峠を越えて鹿角地方(秋田県)へ通じる鹿角街道(国道104号)に沿って物資の集散地でもあった。この地の先住民であるアイヌ語に起源をもつと思われる地名がいくつか残る。
 米、雑穀、リンゴ、タバコ、ニンニク、枝豆、トマト、キュウリ等の他、田子牛 (黒毛和種)、木材なども産する。
 町の西部に弥勒の滝や白萩平、迷ヶ平などがある。大黒森を中心とする区域一帯の町民の森は「水源の森」百選(林野庁)に選ばれている。他にもにんにく情報発信基地「田子町ガーリックセンター」や農村生活空間を再現・保存して様々な体験が楽しめるタプコプ創遊村等がある。

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