新郷村は、青森県南東部、十和田湖の東にあたる。奥羽山脈中の丘陵台地に位置し、村の大部分は山地。五戸川と浅水川の流域にわずかな低地が開けている。北は十和田市、東は五戸町、南は南部町と三戸町、西は秋田県鹿角市と接する。十和田湖と八戸市を結ぶ国道454号が通じる。
 南部氏の軍馬育成地として古くより放牧地として利用されてきた。江戸時代後期~明治時代に入ると酪農が行われ、明治以後は肉牛の飼育が盛んとなり、昭和初期にはリンゴと乳牛を導入した。
 乳牛を主とした畜産業の他、リンゴ栽培、米、タバコの栽培が行われる。
 十和田湖へ通じる迷ヶ平は自然休養林に指定されている。1935(昭和10)年に『竹内文書』で知られる竹内巨麿(皇祖皇太神宮天津教の開祖)らによって笹に埋もれていた塚がキリストの墓と主張された。村内にはキリストの墓伝説やユダヤにまつわると言われる祭礼・遺跡があり、神秘の村としても知られる。

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