大鰐町は、青森県南部、津軽平野の南端にある町。大鰐碇ヶ関温泉郷県立自然公園に属し、700~900m級の緑豊かな山々が三方に連なり、総じて起伏の多い地形条件下にある。北から西は弘前市、東を平川市、南は秋田県に接する。JR奥羽本線、東北自動車道、国道7号線が平行して走る。
 平川の両岸に温泉が湧出し、江戸時代に弘前藩3代目の藩主が入湯以来温泉地として発展。客舎と呼ばれる自炊湯治客の宿舎が多数あり、近郊農民の季節的湯治場になっている。
 周囲の傾斜地にはリンゴ園が多い。
 大円寺には重要文化財の木造阿弥陀如来坐像があり、大日如来として信仰を集め、土用の丑の日に丑湯祭が行われる。800 年もの長い歴史を誇る津軽最古の温泉を有する他、背後の阿闍羅山には古くから知られた大鰐温泉スキー場があり、数多くの全国大会が開催されるなど国際級のゲレンデを持つスキー場としても知られる。

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