五戸町は、青森県南東部にある町。戸来岳に水源を発し太平洋に注ぐ五戸川と、新郷村温泉沢に水源を発し馬淵川に注ぐ浅水川の 2 本の川が、ほぼ並行して町を貫流しており、この 2 つの川を挟んで集落が形成されている。平坦部には水田が開け、奥羽山脈の東に発達した穏やかな丘綾地帯は畑や果樹園などに利用されている。東は八戸市、西は新郷村、南は南部町、北は十和田市・六戸町・おいらせ町と接する。
 国道4号、454号が通じ、JR東北新幹線八戸駅からバスの便がある。
馬の育成に適したことから、盛岡藩牧が置かれ馬産地として栄えた。江戸時代は奥州街道の宿駅だった。
 米、リンゴ、にんにく、ヤマイモなどを産し、県のりんご研究所県南果樹部がある。近年は花卉、さくらんぼ等も栽培。畜産も盛んで、特に黒毛和種を主流とした倉石牛は全国的にも評価が高い。
 江戸時代の江渡家住宅は国指定重要文化財、倉石石沢地区に伝わる駒踊は県指定の無形民俗文化財である。奥州街道には昔の面影が残る。坂の多いまちとしても知られ、まちあるきマップも作成されている。

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