三沢市は、青森県南東部にある。市域の大部分は平坦で、東は太平洋に面し、北に六ケ所村、南においらせ町、六戸町、西は東北町に接する。第三セクター青い森鉄道(旧、JR東北本線)、国道338号が通じ、三沢空港を有する。
 小川原湖周辺の野口貝塚や早稲田貝塚等、数多くの縄文遺跡が残る。中世から馬産地で、藩政時代には盛岡南部藩最大の牧場”木崎牧”が広がり、明治以降も淋代平共有牧場、村営牧場と引き継がれた。
 1941(昭和16)年、旧海軍航空基地が設置。第二次世界大戦後はアメリカ空軍基地に接収され、以来基地の町となった。1958(昭和33)年には航空自衛隊の基地も置かれた。全国有数の航空施設があるまちとなっている。
 考古資料や小川原湖の珍しい動植物の標本等を展示する三沢市歴史民俗資料館、国指定重要有形民俗文化財の南部さしこ仕事着コレクションがある小川原湖民俗博物館はじめ、青森県立三沢航空科学館、寺山修司記念館、道の駅みさわ斗南藩記念観光村等がある。太平洋岸はサーフィンの好ポイントとしても知られる。仏沼は希少な野鳥が生息し、渡り鳥の重要な中継地となっており、2005年(平成17)にラムサール条約登録湿地となった。市内には温泉が12カ所あり、市営温泉(やすらぎ荘)を初め温泉公衆浴場が各所にある。

観光資源一覧