井川町は、秋田県中西部にある。太平山地の俎山に源を発する井川の流域にあり、町域西部は八郎潟干拓地が占める。山地の東端に位置する爼山は、町内及び日本海、秋田市、男鹿半島、北秋・山本地方まで一望できる。北は五城目町、南は潟上市、東南の一部は秋田市、西は八郎湖に面している。
 国道7号(羽州街道)、285号の他、日本海沿岸東北自動車道が町内を通過し能代方面につながる。加えて秋田中央地区広域農道が整備され、国道285号線のバイパスの役割を果たしている。鉄道はJR奥羽本線が通じる。また、1995(平成7)年にJR「井川さくら駅」が開設された。
 水田が耕地のほとんどを占め、農業が主。米作の他、枝豆、かぼちゃやりんご等を産する。近年は秋田湾臨海工業地域の一部として工場誘致も進んでいる。
 全国から200種、2,000本を集めた40haにおよぶ桜の里「日本国花苑」があり、苑内にはパターゴルフ場、テニスコート、子ども遊戯広場、バラ園等が整備されている。また、秋田リゾートライン(国道285号線)の日本国花苑入り口から五城目町境界までの2.8kmにわたるサルスベリの街路樹はまちの新しい名所となりつつある。

観光資源一覧