飯館村は、県北東部,阿武隈高地にある。北は相馬市、東は南相馬市、南は浪江町、西は川俣町、伊達市に接する。
 国道399号が通じる。
 阿武隈山系北部の高原に開けた豊かな自然に恵まれた美しい村です。総面積の約75%を山林が占めるが、相馬地方一高い花塚山などを除いて比較的なだらかで、北に真野川、中央に新田川と飯樋川、南部に比曽川が流れ、その流域に耕地が開かれ集落を形成。
 1956年(昭和31)飯曽村と大舘村が合併して成立。古くから馬産が盛んで馬市でにぎわった。
 農林業が主産業。タバコの栽培,米作,牧畜も行う。現在は肉牛、乳牛の飼育が行われ、特産品の「飯舘牛」で知られる。弱電関係および自動車部品,縫製工場が進出している。
 虎捕山、花塚山(いずれも、ふくしま百名山に選出)をはじめとする山々がある。相馬から中通りの村々へ海産物などを運ぶ重要な街道であった奥州西街道の古道跡は「塩の道」と呼ばれ、街道沿いには当時の信仰の様子をうかがわせる古い観音像が今も残る。豊作を祈願する田植え踊が保存されており重要無形文化財。常念寺のイチョウ、白山神社のケヤキ等、樹齢200年を超える樹木がある。いいたてみかげ石の産地としてもしられ、村内各所に石彫作品が展示されている。

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