浅川町は、県南部に位置し、南は棚倉町、東は鮫川村、西は白河市、北は石川町と接している。
 JR水郡線、国道118号が通じる。
 東部に阿武隈山麓に連なる大小起伏の丘陵があり、西部は阿武隈川支流の社川と久慈川支流の大草川流域がある。おおむね平坦地。
 1954年(昭和29)浅川村と山白石村が合併し発足。中心の浅川は近代初期浅川氏の城下として栄えた。鎌倉初期から石川氏の一族浅川氏が青葉城に拠って支配し、以後1590年(天正18)まで浅川氏の支配が続いた。江戸時代は会津領、白河藩領を経て1742年(寛保2)以降、越後高田藩領となり、浅川に高田藩の陣屋が置かれた。百姓一揆浅川騒動(1798年)の地としても知られている。
 米作,葉タバコ栽培が行われる。花火の里として知られる町で「魔除花火」が名物。
 毎年8月におこなわれる浅川町花火大会は、県内最古の歴史ある花火大会で「花火の里」としてしられる。水神の森の大杉に囲まれた七人坊主(五智如来)、県内唯一の即身仏として知られる曹洞宗貫秀寺の即身仏弘智法印宥貞(町指定文化財)、吉田富三記念館等がある。

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