小野町は、県中東部に位置する。北は田村市、東から南はいわき市、西は平田村、郡山市に接する。
 JR磐越東線、国道349号が通じ、磐越自動車道小野インターチェンジがある。
 阿武隈高地の中央に位置する。四方を標高700m超の山々で囲まれている。町の中央を太平洋に注ぐ右支夏井川が流れ、これに沿って平坦地を形成。
 1955年(昭和30)小野新町と2村が合併して成立。9世紀の初め、陸奥守小野篁がこの地を開いたので小野郷と称したといわれている。小野小町生誕の地との伝承もある。
 健康な土で作るミネラル野菜栽培に取り組んでおり、トマト、いんげん、長芋などを産する。この他、米、きのこ、牛肉などを生産。
 阿武隈高原中部県立自然公園で囲まれており、北部の高柴山は3万株のヤマツツジが群生。東部矢大臣山にはアズマギクが群生している。諏訪神社の翁スギ・媼スギは国の天然記念物。他に、東堂山昭和羅漢、夏井千本桜や小町温泉などの鉱泉もある。

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