天栄村は、中通り地方南部にある。北は郡山市、北から東は須賀川市、東は鏡石町、矢吹町、南は白河市、西郷村、西は下郷町と接する。
 国道118号、294号が通じる。
 奥羽山脈の東西両斜面に広がり、東部は美しい農村風景が広がる田園地帯で、西部は山あり湖ありの高原地帯。面積の80%を国有林が占めている。村のほぼ中央に鳳坂峠の分水嶺があり、東は太平洋、西は日本海に注ぐ。また、この分水嶺を境に村内の気候・風土もおおきく二分される。
 1955年(昭和30)4村が合併して成立。新村名は村内の天栄山にちなむ。近世はほぼ白河藩領。茨城街道(国道294号)が通じ、牧之内は宿場として栄えた。1956年(昭和31)には矢吹原開拓事業の核心である羽鳥湖が完成した。
 米作中心の農村で、近年ではキュウリなど野菜栽培が増えている。ヤーコンを特産する。
 龍ヶ塚古墳は県指定史跡。羽鳥湖はワカサギ釣り等ができる。二岐温泉、岩瀬湯本温泉を含めた地域は大川羽鳥県立自然公園に指定されている。温泉はこの他に羽鳥湖温泉、明治湯温泉、天栄温泉がある。この他、イギリスをテーマにした語学研修施設及びテーマパークのブリティッシュヒルズ、スパリゾート施設のエンゼルフォレスト那須白川あ羽鳥湖湖畔オートキャンプ場等がある。

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