三浦市は、神奈川県の南東部、三浦半島の南部に位置し、剱崎を境に市域の東側は東京湾(浦賀水道)、西側は相模湾に面している。諸磯や油壺等のリアス式海岸、三浦海岸や長浜海岸等の砂浜、江奈湾や小網代の干潟、毘沙門や松輪の岩礁海岸等、全長50.3kmの海岸線を有している。火山灰層(関東ローム)に覆われた台地は、標高50m前後の高さとなっている。
 中心市街地の三崎は遠洋マグロ漁業の一大基地となっている。台地上の畑地では、三浦ダイコン、スイカ、キャベツなどが栽培されている。
 夏季、海水浴客を中心に多くの観光客が訪れる。ヨットや釣りなども楽しめる。「諸磯の隆起海岸」は国の天然記念物、三崎の海南神社に奉納される舞の「チャッキラコ」は国の重要無形民俗文化財に指定されている。2009(平成21)年、「チャッキラコ」は世界無形遺産に登録された。

観光資源一覧

油壺の写真

油壺 (神奈川県 三浦市 )

三崎の北西にある景勝地。浸食谷の沈降によって生じた油壺湾・諸磯湾・小網代湾と、その間に突出する小半島部を指す。海はせまい湾入のため、油を流したように穏やかで、木々の緑を映して碧色を帯びている。その美しい入江に色とりどりのヨットがマストを林立させ、油壺独特の景観を見せている。半島の先端には大規模なレジャー施設京急油壺...

三崎のマグロ料理の写真

三崎のマグロ料理 (神奈川県 三浦市 )

三崎港に水揚げされたマグロを素材にした料理。三崎の漁港は地形の良い港に適していて、早くから沖合、沿岸漁業の拠点として発達してきた。漁船の近代化、大型化により昭和初期よりマグロ類の水揚げでは全国有数の遠洋漁業基地として知られるようになった。三崎港には世界各地でとれたマグロが集まり、種類は本マグロをはじめとして数多い。1...