野々市市は、石川県のほぼ中央、加賀平野の東部に位置する。肥沃な土地と良質な地下水に恵まれた手取川扇状地にあり、山・海のない全くの平坦地。北東部を金沢市、南西部を白山市と接している。JR北陸本線、北陸鉄道石川線、国道8号、157号が通じる。
 歴史は古く、約3700年~約2500年前の大集落跡である「国指定史跡 御経塚遺跡」等、遺跡が多く残る。室町時代には加賀かがの国くにの守護となった地元の武士団の富樫氏が守護所を設け、戦国時代前半まで加賀の政治、経済、文化の中心地として栄えた。旧北国街道が通る本町地区は、江戸時代には宿場町として栄えた。
 近年は繊維、機械、食料品、印刷などの工業が発達。
 古代の御経塚遺跡、末松廃寺跡(ともに国史跡)や白鳳時代の大寺院跡である「国指定史跡 末松廃寺跡」、江戸時代後期の町屋喜多家住宅(国指定重要文化財)、旧魚住家(市指定文化財)、水毛生家(市指定文化財)等がある。また、古くから郷土に伝わる“じょんから踊り”は“野々市じょんからまつり”として現在に受け継がれる他、虫送りや野菜みこし、獅子舞などの伝統行事が受け継がれている。

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