津幡町は、石川県のほぼ中央に位置する。町域は丘陵地と河北潟に臨む平地からなり、東部には低い丘陵性山地が連なり谷間の土地が枝状に発達。西部には幅2~3kmの平坦地が広がり、県内最大の潟である河北潟に続く。南を金沢市、西をかほく市と内灘町、北を宝達志水町、東を富山県高岡市と小矢部市と接している。
 IRいしかわ鉄道(旧、JR北陸本線)、JR七尾線、あいの風とやま鉄道が走る。国道8号と159号の分岐点で国道471号も通る。
 倶利伽羅峠を控え、古来、加賀、能登、越中(富山県)三国の交通の要地だった。倶利伽羅峠は源平の古戦場としても知られ、津幡、竹橋は北国街道の宿場町として発達、津幡には明治時代河北郡役所も置かれた。
 織物、金属、機械工業が発達し、1992(平成4)年に旭山工業団地が完成。稲作が行われる他、特産品として、まこもたけ、しいたけ、ヤーコンの加工品、ヤブツルアズキを使った「おまん小豆茶」や「おまん小豆アイス」などがある。
 町の中央に本州有数の規模を誇る石川県森林公園、西南部には日本海側最大級の規模を誇る石川県津幡漕艇競技場やひまわり村で有名な河北潟、富山県との県境には木曾義仲が「火牛の計」を用いたとされる源平倶利伽羅合戦の舞台となった倶利伽羅峠がある。この他、河合谷大滝がある。

観光資源一覧