川北町は、石川県南部、加賀平野の中央に位置する。手取川北岸に沿う東西に狭長な扇状地上にあり、集落は微高地に立地。北部を白山市、南部を手取川を挟んで能美市と接する。国道8号が通じる。
 1980(昭和55)年町制施行。
これまで度重なる手取川の氾濫と戦い続け、1934(昭和9)年の大水害で壊滅的な被害に見舞われたものの復興を遂げ、手取川の伏流水や肥沃な大地の恵みを享受してきた。氾濫によってか古代の遺跡はみられず、近世に新田開発が進められた。
 早場米の産地で、大型機械を導入して農業の近代化が進む一方、扇状地の砂利採取も盛ん。
 江戸時代からの伝統工芸である加賀雁皮紙や勇壮な掛け声と舞が力強い加賀獅子舞などが今も残る。この他、戦国時代の郷土の剣豪、草深甚四郎の碑や芭蕉の碑、明治天皇御休所などの史跡が点在。夏には「虫送り」と「送り火」が融合した「川北まつり」と北陸最大の花火大会である「北國大花火川北大会」が開催される。

観光資源一覧