益子町は、栃木県の南東部に位置し、真岡市、市貝町、茂木町、茨城県桜川市に接する。八溝山地の西麓にあり、北西部を小貝川が南流する。真岡鉄道と国道121号、123号、294号が通じる。
 中心の益子は、中世益子氏の城下町で、近世は黒羽藩大関氏の所領だった。
 特産品の益子焼は、1853(嘉永6)年頃、大塚啓三郎によって始められ、現在は日用雑器や民芸品を主として、関東地方ではよく知られている。第二次世界大戦後は約60だった工場が、現在は200以上立地し、町の周辺部への進展がみられる。4月末からの連休と11月の連休時期に陶器市が開かれ、関東一円からの観光客で特に賑わう。
 農業では、米作とリンゴ、ナシなどの果樹栽培やハウスイチゴの促成栽培が盛んである。
 観光面では、南部に益子県立自然公園があり、高館城跡、楼門・三重塔・本堂内厨子が国の重要文化財に指定されている西明寺、地蔵院、綱神社などを含めてハイキングコースになっている。自然公園内の益子の森に天体観測施設がつくられている。

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