塩谷町は、栃木県の中央部に位置し、宇都宮市、日光市、那須塩原市、矢板市、さくら市に接する。鬼怒川上流の北岸にあり、北部は日光国立公園の一部である高原山(活火山)で、林産資源に富み、河川はいずれも一級河川である荒川(東側)と鬼怒川(西側)が町の両側を囲みながら南流し、中部から南部にかけては肥沃な農業地帯となっている。
 東北自動車矢板インターチェンジから約5km、町の中央を東西に国道461号線と南北に主要地方道藤原宇都宮線が走る。
 中心集落の玉生、船生は近世、日光北街道の宿駅で、参勤交代の帰路日光社参を済ませた奥州諸大名の往来で賑わった。
 木材を産するほか、鬼怒川と那珂川の支流荒川の沿岸低地には水田が広がり、米作と畜産、花卉栽培が行われる。
 鬼怒川北岸にそそりたつ観音岩に刻まれた佐貫石仏は国の史跡に指定されている。

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