東浦町は愛知県西部にあり、東に尾張と三河をわける境川や衣浦湾をはさんで刈谷市、高浜市を対岸にのぞみ、南は半田市、西は東海市、知多市、阿久比町、北は大府市に接している。
 JR武豊線、名鉄河和線、知多半島道路、国道366号が通じる。
 知多半島の北東部に位置しており、衣浦湾の最奥にある。知多半島中央部を南北に連なる標高の低い丘陵地と海沿いの平野で構成される。丘陵地は、東部を除いた大部分を占めており、西部の高根配水池(高根山)付近で最も高い標高を示している。また、丘陵地を源とする小河川が西から東に流れており、これらの河川に沿って平野部が手指状に形成されている。丘陵地や平野部は主に畑や果樹園に利用されているが、中央部や飛山池周辺などにはまとまった樹林地が残されている。
 1948年(昭和23)町制施行。古くから「知多木綿」の繊維工業と米作主体の農業を中心として発達した。名古屋市に近いことから、1970年(昭和45)以降大規模な住宅開発が進んだ。
 丘陵地は酪農、ブドウの産地で、ほかにイチゴ、蘭の施設園芸がおこなわれている。低地は干拓新田地が多く、かつては米作と知多木綿の中心地で、現在は衣浦湾に面して家具製品工場と自動車関連工場などが立地している。
 緒川城主水野家の菩提寺である乾坤院や、国指定史跡の入海貝塚(縄文時代)がある。

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