紫波町は、岩手県のほぼ中央に位置し、東部は北上高地、西部は奥羽山脈と山岳丘陵地帯、中央部は北上川が流れる広大は沖積平野地帯を形成している。東から南は花巻市、西は雫石町、北は矢巾町、盛岡市に接している。
 北上川右岸をJR東北本線、国道4号、左岸を国道456号、東部丘陵を396号が通じる。奥羽山脈の山麓を東北自動車道が走り、紫波インターチェンジがある。
 中心地区の日詰は盛岡藩時代には郡山と称し、奥羽街道の宿駅、北上川舟運の河港として栄えた。西部の志和地区は南部杜氏発祥の地。
 北上川流域は水田単作地帯でもち米や県内生産量1位のそばや麦、その他野菜が作られている。東部の丘陵地帯はブドウ、洋ナシ、モモなどの果樹栽培、酪農が主。西部地域は酪農の他、西洋梨等の果樹栽培や野菜・園芸植物の栽培が行われている。
 文化財としては志和稲荷、志賀理和気神社、舟久保洞窟(県史跡)などがあり、「山屋の田植踊」は国指定重要無形民俗文化財。勝源院の逆ガシワは国指定天然記念物。この他に城山公園、新山ゴルフ場などがある。

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