輪之内町は、県南西部にあり、東は羽島市、西は養老町、南は海津市、北は大垣市、安八町に接する。
 西端を国道258号線が走る。名神高速道路の安八スマートインターチェンジと大垣インターチェンジに近接する。
 東の長良川と西の揖斐川に挟まれた沖積平野で、平均標高2.4メートルの北高南低の平坦地である。南縁は南西流する大榑川を境に高須輪中と接する福束輪中にある。西濃穀倉地帯の一画をなす。
 1954年(昭和29)大藪町と福束、仁木の2村が合併して発足。福束輪中の別称輪之内にちなんで輪之内町と改称した。大昔は伊勢湾とつながる海だったと言われている。
 耕地のうち90%近くを水田が占めるが、近年は野菜栽培、肉牛肥育なども行われている。特産品として懸崖菊がある。このほか、プラスチック製品、繊維、化学、食料品などの工場もある。
 1755年の宝暦治水の際の薩摩義士の墓など、史跡が残る。

観光資源一覧