御嵩町は、県中南部にある。東は瑞浪市、西は美濃加茂市、可児市、南は土岐市、北は八百津町と接している。
 国道21号が通じ、名古屋鉄道広見線の終点がある。また、東海環状自動車道が通じ、可児市境に可児御嵩インターチェンジが設置されている。
 中央部を可児川が東西に流れ、北部には木曽川が流れる。美濃太田盆地の一角を担う平坦地が西に広がり、南は緩やかな丘陵地、北は小高い山が連なる。面積の約60%を占める山林は希少動植物が生育する貴重な里山で、保安林に指定されている。
 1889年(明治22)町制施行。1955年(昭和30)2町1村と合併。御嵩、伏見には、江戸時代に中山道の宿場があり、とくに御嵩は明治以後も長い間、加茂、可児、土岐、恵那4郡の行政、司法、警察、教育等の中心地だった。
 1960年ごろからの工場誘致により輸送用機械、プラスチック製品、電子部品・デバイスの生産が伸びている。
 天台宗願興寺(蟹薬師)は、815年(弘仁6)最澄の創建といわれ、本堂や木造薬師如来像等の多くの仏像が国指定の重要文化財。国指定の名勝・天然記念物の鬼岩のある鬼岩公園は飛騨木曽川国定公園の一部。

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