川辺町は、県中南部にある。濃尾平野の北端に位置し、北は七宗町、南から東は八百津町、南から西は美濃加茂市に接する。
 JR高山本線が通じ、中川辺駅と下麻生駅がある。また、国道41号、418号が通じる。
 東西方向に概ねV字型の地形となっている。町の中央部を南北に飛騨川が流れ、川辺ダム湖を中心として、飛騨川東西両岸の段丘上の平地に宅地や農地が広がっている。北西部、東部は主に山地で、町域の70%以上を山林が占めている。
 1897年(明治30)町制施行。1955年(昭和30)1村と合併、1956年(昭和31)下麻生町の大部を編入。中心地区の中川辺は、江戸時代には旗本大島氏の陣屋町として栄えた。下麻生はかつて流送される木材をせき止めた綱場で、飛騨木材はここで筏に組まれて下流へ運ばれた。
 繊維、金属などの製造工場がある。米作や施設園芸が盛ん。
 ダム湖周辺一帯には散策道や公園などが整備され、また、ボート競技の場として日本中の愛好家から知られている。

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