安八町は、県南西部、濃尾平野の西北部に位置する。東は羽島市、西は大垣市、北は瑞穂市、大垣市、南は輪之内町に接している。
 北に国道21号、南に名神高速道路がそれぞれ東西に通り、安八スマートインターチェンジがある。また、町の中心を東海道新幹線が通る。
 揖斐川と長良川に挾まれた細長い地域で、県下でも有数の肥沃な農耕地を形成している。海抜4~6m内外の平地で、南に向かってゆるやかに傾斜。また、伊勢湾臨海工業地帯、北陸圏、名古屋都市圏および近畿圏の接点に位置しており、工場適地として近代産業発展の原動力を担っている。
 1955年(昭和30)に3村が合併して安八村となり、1960年(昭和35)町制施行。古くから拓けた地で、702年(大宝2年)の日本最古の戸籍に「味蜂間郡」、「安八萬」ともあり、「アハチマ」と発音し、地名の起こりになったといわれている。
 県下の穀倉地帯の一部だが、織物・撚糸・縫製などの製造業が多いほか、情報機器・半導体、化学製品、精密電子部品、乳製品等を生産する企業誘致により、田園工業都市となっている。

観光資源一覧