七宗町は、県中南部にある。東は白川町、南は美濃加茂市、川辺町、八百津町、西は関市、北は下呂市に接している。
 JR高山本線、国道41号が通じる。
 町域の大部分は山地で、スギやヒノキの山林で占められている。
飛騨川と支流の神淵川などが流れ、流域の渓谷沿いに平地部が点在して農地、居住地として利用されている。
 1971年(昭和46)町制施行。飛騨川の河床からは”日本列島最古の石”が発見された。この石は「上麻生礫岩」と呼ばれている。さらに、飛水峡一帯に点在する甌穴群(ポットホール)は、長い歳月の間に飛騨川の激流により岩が浸食されて壺状にえぐられたもので、大きなものでは穴の直径が5mに及ぶものもあり、その数は約880個あるといわれている。
 東濃ヒノキの建築材や木製品のほか、誘致企業による精密機械、輸送機器、電子部品の生産が伸びる。特産に神淵マツタケ、七宗茶、七宗山柿茶などがある。
 飛水峡の甌穴群、神淵神社の大スギはともに国指定天然記念物。

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